TUG 2013への参加のすすめ
世界のTeXユーザが集まる国際会議,初の日本開催

本稿は,TeX & LaTeX Advent Calendarの企画に合わせ,2012年12月7日分として執筆したものです.
昨日はpeccuさん,明日はuwabamiさんです.
2012年12月8日初稿(r35)
2012年12月9日改訂(r36)
2013年4月14日改訂(r38)

このたび,TeXユーザ・開発者などが集まる国際会議TUG 2013(第34回TeX Users Group年次大会)を,2013年10月23日~26日の期日で,東京にて開催することになりました.本稿では,開催に至った経緯と意義,皆様への期待を簡潔に述べます.

日本には現在,TeXに関するユーザグループはありませんが,2009年からは年に一度,「TeXユーザの集い」という国内会議が開催されるようになり,ユーザや開発者のface to faceの交流が行われるようになってきました(2009201020112012).東京での開催では直近では140人(京都でも印刷出版業が東京に比べて少ないとはいえ70人)を集め,世界的には60人程度の会議が多い中で,参加者のたくさん集まるTeXの会議を国内に有している状況です.この時機を捉え,開催都市として立候補し,招致に成功しました.

日本での開発は長年,その成果が日本にのみとどまり,開発の上流拠点に還元されないことが多くありました.その一つの理由には,上流拠点がどのような考えで動いているのかを日本側が知らないということもありました.今回,海外の著名な開発者のご参加も多く見込まれており,直接議論することにより日本の事情を世界的な立場から俯瞰でき,日本での開発が,より受け入れられやすく発展してゆくことが期待されます.

また,日本語や日本語組版に興味のある層に向けて,チュートリアルも準備しますので,海外での開発初期から日本語についての考慮がなされることも期待されます.日本人にとっても,日本語や日本語組版を客観的に勉強するいい機会になると思いますので,出版・印刷業界の研修の場としても役立てていただけるものと思います.

近日中には申込フォームを設置いたしますので,ぜひ参加をご検討いただき,お申込みいただけますと幸いです.日本語サイトの大きな更新があったときには,Twitterアカウントの @TUG2013_JP でつぶやくことにしております.申込フォームのない中で〆切を先に言うのもおこがましいですが,早期割引の〆切は2013年7月15日を予定しています.

発表も募集中です.海外からの参加者と仲良くなって顔と名前を憶えてもらうには,発表するのが最も効果的です.ぜひこちらもご検討ください.申込〆切は2013年7月15日となっています.

さらに,寄付およびスポンサーシップも募集中です.個人・団体・企業いずれでも構いませんので,広く援助いただければ幸いです.

TeXのユーザが集まる機会があることすら,日本で広く知られてはいないと思いますので,ぜひ身近にTeXユーザがいらっしゃいましたら,TUG 2013の存在をお披露目いただければ幸いです.質問・コメントなどは随時受け付けております.個人宛(kuroky(at)users.sourceforge.jp)でも構いませんし,実行委員宛(tug2013-jp(at)tug.org)でも構いません.より多くの方に魅力ある国際会議にしてまいりたいと思いますので,お力添え賜れましたら幸甚です.